今季初勝利が遠い。広島の中村祐太投手(25)が4日の楽天戦(マツダ)に4月8日のヤクルト戦以来、約2か月ぶりに先発を果たした。今年3度目の登板は4回を投げて被安打8、与四球2で5失点でKOされ、いいとこなしに終わった。

 立ち上がりを攻め立てられた。初回、先頭・小深田、鈴木大に連打されるなどして一死一、二塁とされると島内の適時打で1点の先制を許す。二死一、二塁に持ち込むも黒川に1号3ランを浴び、この回だけで4点を失った。

 4回には二死走者なしから1失点。その裏の攻撃で二死一、三塁で打席が回り、代打・安部と交代した。「自分の投球ができるようにやっていきたい。一試合一試合やるだけなので集中していきたい」と話していたが、言葉通りとはいかなかった。