中日の交流戦単独首位の裏に聖域作らず 一、二軍の入れ替え敢行

2021年06月04日 11時33分

与田監督

 セ・リーグ4位の中日が交流戦で大躍進している。3日のロッテ戦(バンテリン)では4―3と接戦を制し、引き分けを挟んで今季初の4連勝。球団初となる交流戦開幕から3カード連続勝ち越しを決め、交流戦単独首位をキープした。

 この日は与田采配がズバズバと的中した。初回に「2番・遊撃」で今季初スタメンに抜てきした堂上が先制1号ソロ。2回は11試合ぶりに今季6度目となるスタメンの井領が5年ぶりに1号ソロを放った。7回に逆転を許すも直後に阿部が執念のスクイズを決めて追いつき、8回に大島の決勝1号ソロが飛び出した。

 借金6で交流戦に突入した中日が息を吹き返した背景には、先月28日に堂上との入れ替わりで5年目にして初めて京田を二軍降格させたことが関係しているという。チーム関係者が明かす。

「あれでチーム内の空気が変わったのは間違いない。交流戦直前からスタメン落ちしていた京田がついにレギュラーから外されて三ツ俣や堂上を起用するようになって、いろんな選手にチャンスが出てきた。逆に今いるレギュラー陣には危機感が出てきて、チームが活性化するようになった」

 別の関係者も「これだけ交流戦で結果が出ているんだから、京田に限らず、調子の悪いレギュラーはどんどん外したり、今後も選手を取っ換え引っ換え起用して、もっと二軍との入れ替えも頻繁に行うべきだよ」と声高に訴える。

 ここまで残塁続出の拙攻にあえいできた打線が一転、この日は4安打で4点と効率良く得点をマーク。与田監督は「こういう形をこれからも望みます」とした上で「(堂上)直倫と井領、そこから始まった試合。普段なかなか出られない選手。直倫も一軍に上がってきて見事な本塁打だし、(大島)洋平の本塁打は決勝点になった。1試合3本、どんどん本塁打が増えてほしい」と声を弾ませた。

 借金完済まで、あと1つ。聖域を設けず、今後も選手の入れ替えを活発に行えるかが、さらなる浮上の鍵になりそうだ。

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