劇的な一発を放った。巨人の炭谷銀仁朗捕手(33)が3日の西武戦(東京ドーム)に「8番・捕手」で先発出場し、2回に今季1号の2ランを放った。

 相手先発は、自身がFA移籍で巨人に加入した際に人的補償として西武へと移籍した内海。炭谷は自身が打席に入る際、内海が巨人時代に使用した登場曲「PRIDE(のテーマ)」を流す粋な演出で、スタンドのファンからもひときわ大きな歓声が飛んだ。

 ドラマはこれだけでは終わらない。内海の投じた初球、137キロを力強く振りぬくと、打球は右翼スタンドへ一直線。因縁のある投手からの一打で、東京ドームを沸かせた。

 かつてのエース相手に、この後もG打線がどれだけ意地を見せられるか、目が離せない。