パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第6戦は20日、ヤフオクドームで行われ、リーグ覇者のソフトバンクがレギュラーシーズン3位の日本ハムを4ー1で下し、対戦成績4勝3敗(アドバンテージの1勝含む)で日本シリーズ切符を勝ち取った。

 4回、ソフトバンク打線は日本ハム先発の上沢を攻略した。この回、先頭の明石が左二塁打で出塁。ここで内川が右前適時打を放って先制した。さらに四球などで二死一、三塁とし、日本ハムは2番手・鍵谷にスイッチしたが、吉村が右前適時打で2点目。5回には細川の左翼席に飛び込む本塁打で1点を追加。8回には李大浩の適時二塁打でダメ押し。

 ソフトバンク先発の大隣は立ち上がりから落ち着いた投球。難病の黄色靭帯骨化症から復活後、初の中4日での登板となったが、疲れなどは全く感じさせない。3、5、6回と先頭打者を出塁させたものの、後続をきっちり抑えた。8回からは五十嵐、サファテのリレーで日本ハム打線を封じた。

 日本シリーズは2003年以来のソフトバンクと阪神の組み合わせとなり、25日に甲子園球場で開幕する。鷹の主砲・李大浩と虎の守護神・呉昇桓の“韓国英雄対決”など、注目されそうだ。