まだまだ満足はしていない。広島の野村祐輔投手(31)が2日の日本ハム戦(マツダ)に先発し5回1/3を被安打7、無失点の好投を見せた。5月2日の阪神戦以来の一軍舞台で、勝ちこそつかなかったがチームに勝利を呼び込んだ。

 ただ、6回一死一、三塁での交代に「イニングの途中での降板はやっぱり悔しいです」と唇をかんだ。その後を受けたルーキー森浦が無失点で切り抜けたこともあり右腕は「森浦がしっかり抑えてくれたので感謝しています」と話した。

 佐々岡監督も交代について「粘り強さは見せてくれたけど、1点もやれない展開だった。(野村)祐輔はこれまでも5、6回で点を取られているというのが頭にもあった」と説明。野村は「今日は先頭を出して苦しくなったからそのあたりを修正していきたい」と次回に向け意気込んだ。