「一軍にしがみつきたい」ヤクルト2年目・大西広樹 “敗戦処理” 一転!幸運のプロ初勝利

2021年06月01日 21時54分

主砲・村上(左)とともにヒーローとなったヤクルト・大西(中)

 ヤクルトの2年目、大西広樹投手(23)が1日の楽天戦(神宮)で2―4の6回から3番手で登板し、2イニングを2安打無失点と好投。7回に味方打線が村上の2ランなどで一挙5点を奪って逆転し、プロ初勝利が転がり込んだ。

 試合後、高津監督と並んでの記念撮影では、なかなか笑顔になれなかった。初めてのヒーローインタビューでも「緊張します」。いくつかの質問に答えてから、ようやく頬が緩んだ。

 1年目の昨季は8月5日の広島戦でのプロ初先発を含む5試合に投げて0勝1敗、防御率5・00。今季初登板となった5月28日のオリックス戦でも救援で2回1/3を投げて3失点と結果を出せなかった。

「まずは自分の仕事、ゼロに抑えることだけを考えてマウンドに立った」と言うこの日は6回二死走者なしから代打の黒川に安打を許したものの、その黒川が二塁を狙って走塁死。7回も先頭・小深田のバント安打と自身の暴投で無死二塁のピンチを招いたが、鈴木を遊ゴロ、浅村は三ゴロ、島内を右飛に仕留めた。「今日こそゼロでという気持ちで投げた」。その結果が直後の味方打線の反撃につながった。

 記念のウイニングボールは両親に渡すという。「投げさせていただけたらゼロで抑えて、一軍にしがみつきたい」。ドラフト4位入団の2年目右腕の〝逆転人生〟は、ここから始まる。

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