“失踪” 経験者・松永浩美氏が門倉騒動語る「本人と家族しかわからないことがいっぱいある」

2021年06月01日 05時15分

松永浩美氏

 阪急、阪神、ダイエー(現ソフトバンク)などで活躍し、かつて〝失踪騒ぎ〟を起こした松永浩美氏(60)が、行方不明となっている元中日二軍投手コーチの門倉健氏(47)について口を開いた。門倉氏の消息は5月31日現在も不明のままで、連日テレビでも大きく報道されている。球界内外に波紋が広がる中、過去に失踪騒動を起こした中日OBの愛甲猛氏(58)に続き、松永氏も自らの経験を振り返りながら門倉氏の胸中を気遣った。

 松永氏は引退から5年後の2003年5月に周囲と連絡が取れなくなり「失踪報道」が駆け巡った。借金説、拉致説などさまさざまな憶測が飛び交ったが、フタを開けてみれば2台持っていたケータイのうち、主に使っていた1台を紛失していただけだった。

 もう1台の方に友人から「失踪騒ぎになっているぞ」と連絡が入り、翌日にマスターズリーグの球場で報道対応。「すぐに事の成り行きを話してたから、私の場合は〝失踪〟は1日で終わった。ケータイなくしたり財布なくしたり結構やるんですよ。もう1台あるし、家族も何も心配していなかった」という。

 しかし、門倉氏の場合はすでに半月が経過し、これまで家族と球団に手紙が届いただけ。財布とケータイも残されていただけにさまざまな憶測を呼んでいる。これにも松永氏は「本人と家族しかわからないことがいっぱいあるし、憶測で言わない方がいい。ネットとか間違った情報で、被害を受けるのは家族の方なんだからね」と呼び掛けた。また、退団発表した中日球団の対応については「本当に心配しているなら事情がわかるまで受理しないでしょう。手紙が来ても普通は止めるのに…」とクビをかしげた。

 門倉氏とは何度となくOBのイベントなどで顔を合わせ、トレードマークのアゴをいじったこともあると言い「明るい男ですよ。でも、プロって胸の内がしんどい時でも笑顔を作るもの。それだけメンタルを鍛えているんだよ」とポツリ…。不安な思いを抑えるかのように「一番大事なのは門倉が早く元に戻って生活できること。これはみんなの思い」と、あの笑顔と再会できることを願っている。

関連タグ: