ソフトバンクが巨人相手に余裕の〝守護神育成〟岩崎を慣らす意図があった!

2021年05月31日 06時15分

29日の巨人戦で9回を締めた岩崎

 ソフトバンクは30日の巨人戦(ペイペイ)に3―4の惜敗。巨人に敗れるのは、2019年6月22日以来だった。

 今カード、世間が「連勝継続」「連敗ストップ」に注視するなか、注目の継投があった。それはソフトバンクが6回までに今季最多5本塁打を集中させて、8―3で快勝した29日のゲーム。5点リードの8回から、鷹ベンチは「勝ちパターン」のリリーフを投入した。8回は嘉弥真、泉を起用。ともに連投した前カード・中日戦から中1日での出番だった。ここまで嘉弥真がリーグ最多28試合、泉が同2位の27試合登板とフル回転中の2人。点差や登板数を考えれば、異例と言えた。

 工藤公康監督(58)の真意はこうだった。「勝ってるゲームで岩崎が後ろで投げるのが久しぶりなので。(最優秀中継ぎに輝いた)4年前も8回だったし、9回はやってないので〝慣らす〟という意味があった。本来は行かなくていいが、今後(を見据えて)大事だと思ったので。意図があって、点差が開いていたが(3人に)投げてもらった」

 森が左ヒジ手術、モイネロが五輪予選参加のため離脱。後ろの「絶対的2枚」を欠き、クローザー不在となった。強いチームにはドッシリと構える「抑え」が不可欠。モイネロ―森につなぐ「7回の男」から、代役ながら「守護神」に繰り上がった岩崎に、先の戦いを見据えて一日も早く〝9回の場数〟を踏ませる狙いがあったという。

 仮に30日のゲームも、同様の展開なら同じ継投を決めていた工藤監督。安定した「試合の締め方」を確立することは何よりも優先事項。賛否両論あるだろうが、徹底している。

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