交流戦首位・中日のキーマンは44歳 福留 「衰えを感じているわけではない」自信の根拠

2021年05月31日 06時15分

DHでの出番が増えそうな中日・福留

 現役最年長プレーヤーがチームの浮沈の鍵を握りそうだ。中日は30日の日本ハム戦(札幌)に4―1で勝利。交流戦単独首位に立った。

 2カード連続勝ち越しのチームを盛り上げているのが球界最年長の福留孝介外野手(44)だ。30日は日本ハムの左腕アーリンが先発だったことで出番はなかったが、29日の同カードでは4打数4安打の大暴れ。「打てなくても次に期待させる何かがある。打席の中の雰囲気だったり打てなかった時の悔しがる気迫だったりが、チームにいい影響を与えている」と与田監督も全幅の信頼を置いている。

 44歳になっても勝負強さは健在で、そこには日米通算23年目となる現役生活で貫いてきた練習への強いこだわりがある。福留のメジャー時代をよく知る関係者は「彼はテーマを持って今の自分が何の練習をやればいいかわかっていた。だからこそ、ここまで長く現役を続けられている」と分析する。

 試合数の多いメジャーではシーズン中の長時間練習はご法度。「カブス(2008年~11年)でもインディアンス(11年)でも疲労が残るから長時間の打ち込みや走り込みは禁止されていた。それでも福留は早目に球場に来て、誰にも見られないところでしっかりと練習していた」(前出関係者)。米国の野球文化の中でも、日本野球の経験の中で自分にとって必要だと感じていたことは実行する。信念を貫いてきたその姿勢が44歳現役続行の原動力となっていたわけだ。

 中日は1日から本拠地でロッテ、オリックスとの6連戦の後、8日からは敵地で楽天、西武と戦う。「自分でそんなに衰えを感じているわけではない。目いっぱい常にやっていくということを意識してやっている」。敵地でのDH出場が有力視されている福留が交流戦のヤマ場で大暴れすれば、球団初の交流戦Vも見えてくる。

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