回またぎも何のその、リードを守り切った! 巨人の中川皓太投手(27)が30日のソフトバンク戦(ペイペイ)に2点リードの8回から登板し、2回1失点で勝利に貢献した。

 ビエイラに代わり8回から登板した中川は、甲斐を見逃し三振、マツダをニゴロとすると、今宮に左前打を許しながらも、川島は冷静に三ゴロに打ち取る好救援。

 左打者が並ぶ9回にもマウンドに登場。長谷川に適時打を許し1点を奪われたものの、2つのアウトを取って守護神・デラロサへバトンタッチ。その後、助っ人が甲斐を見逃し三振に切り捨て、見事に僅差のリードを守り切った。

 登板後、中川は「何よりチームが勝てたことがうれしいです。1点は取られましたが、デラロサが何とか抑えてくれることを信じて、ベンチで応援していました。チームが勝てたことが何よりうれしい」と、喜びを爆発。

 そんなデラロサも「中川が回またぎで頑張ってくれていたので、なんとか抑えることができて、勝ててよかったよ」と、左腕の奮闘をねぎらった。

 ここまでチーム最多となる25試合に登板し、勝利に貢献してきた鉄腕左腕。意地の投球で、鷹狩り成功の一助をなした。