30日のソフトバンク―巨人戦(ペイペイ)で2イニング連続でリプレー検証が行われ、再びプレーが中断した。

 巨人の4回の攻撃でソフトバンク・工藤監督によるリクエストでリプレー検証となったが、続く5回は岡本和真内野手(24)が放った大飛球が検証対象となった。一死走者なしの場面で岡本和はホークス先発・和田の内角直球をとらえ、バックスクリーン方向へ。打球は中堅フェンスを直撃してグラウンド内にハネ返り、二塁塁審は両手を広げてインプレーとのジャッジを下し、一時は二塁打となった。

 しかし、外野フェンスの最上部にあるホームランテラスとの境界線を示すオレンジ色のラインを超えてハネ返ったのかは微妙なところ。岡本和も首をかしげ、審判団によるリプレー検証が行われた。その結果は右手をクルクルと回して本塁打に〝訂正〟。3―2と勝ち越しとなると、ソフトバンクに公式戦で11連敗中の巨人ベンチは「うぉ~!」と時間差で大盛り上がりだ。今度こそリードを守り切れるか。