ヤクルト・青木宣親外野手(39)が26日の日本ハム戦(神宮)で史上4人目となる日米通算2500安打を放った。

 初回、渡米前に背負った背番号1と昨季務めた主将の後継者・山田哲の逆転3ランで3―1となり、二死走者なしで迎えた第1打席。日本ハム先発・加藤から3ボールを選ぶと4球目、真ん中付近に入った直球を叩き、打球は一、二塁間を破り右前打となった。

 プロでは11人、日米では、イチロー、松井稼頭央、松井秀喜に次ぐ4人目の偉業達成となった。

 青木は記録達成後、左翼の守備につくと観客からは大きな拍手が寄せられ、帽子を取って応えた。

 青木は「まずは日本、アメリカ、日本でいろいろなチームでプレーができ、2500本安打を達成できたことが、すごく幸せです。2500本安打を打つことができたのは、今まで本当にいろいろな方たちに支えられて2500本安打という数字までくることができました」喜びを見せた。

 3度の首位打者獲得、史上唯一シーズン200安打を2回達成した球界屈指の安打製造機は「これからもチームの勝利の為に1本でも多く打てるように努力したいと思います」とあくまでチーム優先の姿勢で、早くも次の1本を見据えていた。