実業家の堀江貴文氏(48)が26日、今季から開幕した九州アジアリーグ入りを目指す新球団「福岡北九州フェニックス」の設立会見をオンラインで行った。

 福岡県北九州市を拠点として、堀江氏のオンラインサロンのメンバーが中心となって運営する。球団社長を務めるのは同サロンメンバーの槇原淳展氏。今夏から秋にかけてのリーグ加盟を目指していく。

 堀江氏といえば、17年前にNPB参入を目指した経緯がある。また、現在はBCリーグ・埼玉武蔵のアドバイザーも務めている。ビジョンとして描いているのはボールパーク構想だ。

「野球を楽しむ人はもちろんいるが、野球をはた目に見ながらお風呂に入るとか、ご飯を食べるとか、みんなでワイワイ話をするとか。もうちょっとライトな場があればいいなと。どこか公の施設(球場)をたとえば指定管理等で、ある程度自由にさせてもらえるような契約を結ばさせていただけるなら、ぜひやりたい。自治体さんから『うちの施設でやってくれ』というような申し出等があれば、ぜひ前向きにやらせていただきたい」

 また、将来的な発展については「これから10年はアジアの時代だと思っている。人口規模もそうだし、世界で一番経済発展しているエリアがアジアになってくると思う」。

 こう持論を口にした上で「そのアジアでメジャーを超えるようなスーパーリーグを作る構想ができてきてもおかしくない。九州が盛り上がっていて、選手をたくさん供給できる話になっているとスムーズだと思う」と続けた。

 話題性抜群のホリエモン球団だけに、ビッグネームの入団については気になるところ。これに関しては槇原社長が「よく聞かれるが、先月球団の会社を立ち上げた段階。これから大事なのはスポンサー営業になってくる。それが落ち着いた後に球団でしっかりと決めていきたい。今のところ全くの白紙です」と話すにとどめた。