中日が25日のソフトバンク戦(バンテリン)に2―0で逃げ切り会心の零封勝利。2015年以来、6年ぶりに交流戦白星スタートを決めた。

 先発の柳が7回を6安打無失点の好投を見せて今季4勝目をマークし、8回は福、9回は又吉が締めて完封リレー。打線も3回の好機に福田が適時二塁打、ビシエドも5戦連続安打、3戦連続打点となる適時打を放つなど、この回は4連打を浴びせて2点を先取し、しぶとさを見せた。

 4年連続日本一のソフトバンク相手に与田監督は「完封勝ちができて、勝ち方もすごく良かった。球界ナンバーワンのチームですからね」と喜んだ。

 好投した柳について「ソフトバンク打線は、さすがにファウルで粘る技術もすごくあるし、思ったよりも球数を使ってしまったけど、それでも今日の柳は根気よく、バテずに、しぶとく投げた」と、ねぎらいつつ「相手もしぶとかったけど、それを上回るしぶとさが今日の勝因になったのでは」と最敬礼した。

 つながった打線に対して指揮官は「いい点の取り方だった。これから勝っていかないといけない。チャンスにあと1本出るか出ないかというのはウチだけに限らず、野球というスポーツはそういうスポーツなので。それが1試合でも多く、1打席でも多くできるように。それが自信を持ってプレーできるような形になると思うので、だんだんいい表情になってきたのでは」とご機嫌だった。