2勝目が遠い。DeNA・大貫晋一投手(27)が18日、中日戦(横浜)で先発し、3回2/3を投げ、10安打4失点。チームは1―5で敗れ、自身も今季4敗目を喫した。

 立ち上がりから安定感を欠いた。初回から連打を浴びて二死一、三塁とされ、高橋周の適時打で先制点を献上。続く2回も立ち直れないまま二死二、三塁から京田に2点適時打を許し、突き放された。その後も毎回走者を背負う苦しい投球となり、4回にビシエドの一打で4点目を奪われたところでマウンドを降りた。試合中は霧雨が降り注ぐ悪コンディションだったとはいえ、4回を持たずに2けた被安打で4失点の投球内容では、やはり「厳しい」と評さざるを得ない。

 降板後の右腕は「毎回ランナーを背負うピッチングになってしまい、チームに良い流れを作れず申し訳ない気持ちでいっぱいです。ボールが高めに集まってしまい、試合の中で修正することができませんでした」と振り返った。

 4月6日の中日戦(バンテリンドーム)で今季初白星を挙げて以来、登板6試合連続で勝利から遠ざかっている。今季は大量失点する登板も目立っており、防御率は6・75とさらに悪化。昨季はチーム最多の10勝をマークした3年目右腕が苦境に立たされている。