沈黙を破ったのは甲斐のバットだった。ソフトバンクは9日の西武戦(ペイペイ)で、21イニングぶりとなる得点が生まれた。

 0―1の6回、柳田の右中間を破る二塁打、長谷川の右前打、中村晃の四球で無死満塁の好機を作ると、甲斐が中堅へ同点に追いつく犠飛。今カード初戦の3回に周東が放った3号ソロ以来となる得点が入った。

 だが、その後の追加点のチャンスでは松田、今宮が倒れて1点止まり。今季、本拠地での西武戦初勝利に向けて、まずは〝呪縛〟を解いた。