巨人の頼れる「新2、3番コンビ」が7日のヤクルト戦(東京ドーム)で〝奇襲〟に成功した。

 初回、まずは「2番」のキャプテン・坂本勇人内野手(32)が燕先発・スアレスの153キロ直球にバットを一閃。左中間スタンドに火の出るような6号ソロを叩き込んだ。

 250号まであと2本に迫るキャプテン弾。ベンチの興奮冷めやらぬ間に「3番」に昇格して2戦目の〝絶好調男〟ウィーラーが、今度は143キロのスライダーをとらえた。

 高々と上がった打球は左翼スタンド上段に飛び込む5号ソロ。ウィーラーは15試合連続安打とノリノリだ。

 3日の広島戦(マツダ)で4号弾を放ったウィーラーは「7年日本にいて、いろいろなピッチャーを見てきて、タイミングを合わせるのがうまくなっている」と自画自賛していた。第1打席を終えた時点での打率4割8分4厘は決してまぐれではない。

「新2、3番コンビ」が先発のエース菅野を盛り立てた。