2桁突破に王手弾―。阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝が4日のヤクルト戦(神宮)で今季3度目となる2試合連続アーチを放った。

 10―5とリードして迎えた9回表の第5打席。ヤクルト・杉山のフォークを捉え、公式戦初めて逆方向の左翼席へ運んだ。「打った瞬間は(入るか)分からなかったですけど、(結果的にスタンドインして)追加点になって良かったです」と9号ソロでチームに貢献した。

 この日は2歳年上の同期ルーキー・中野もプロ1号をマークし「若手で、ルーキーでチームを盛り上げていけるのは『いいな』と思います」とニンマリ。猛虎では、新人選手のアベック弾は1972年5月30日の大洋戦の望月と中村勝以来、49年ぶりの快挙となった。