Gの「守護神問題」は決着をみるのか…。巨人は4日にチアゴ・ビエイラ投手(28)の出場選手登録を抹消した。

 ビエイラは、市民権取得のために渡米したデラロサの代役として白羽の矢を立てられたが、前日3日の広島戦(マツダ)でも、あとアウト2つを奪えずに連打を浴びて降板。ベンチの期待に応えられない投球が続き、ついに再調整を命じられた。

 この日の同戦では、前日に続いて8回に中川が登板して無失点投球。1―1の同点の9回はこちらも連投となった鍵谷が三者凡退で仕留め、ドローに持ち込んだ。

 試合後、原監督は新たなクローザーについて「いろいろ想像していただいた方がいいんじゃないでしょうか。最善策のなかで、というふうに思っています」と語るにとどめ、宮本投手チーフコーチは「今日は残っていたので、鍵谷と高梨でという感じでした」とした。デラロサが戦列復帰するまで、首脳陣の試行錯誤が続きそうな雲行きだ。