ソフトバンク・バレンティン完全復活は “球団の使命” 小久保ヘッドが見据える昇格時期は?

2021年05月01日 05時15分

「弱点」克服へ汗を流すソフトバンク・バレンティン

 気になる昇格条件とは――。二軍で自慢の長打力をアピールしているソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(36)。入国待機期間を経て先月13日に合流するとウエスタン・リーグ8試合で4本のサク越えを放っている(4月30日時点)。打率は2割1分7厘(23打数5安打)ながら、OPS(出塁率+長打率)は10割1分9厘と、NPB通算297発の意地を見せている。

 移籍初年度の昨季は打率1割6分8厘、9本塁打、22打点と不振を極め、2年10億円の推定年俸に見合う活躍ができなかった。加入2年目を迎える今季、本人も立場を理解している。「ここ(二軍)でやるべきことをやる。結果を出さないと一軍には上がれない」。無条件で一軍の出番が回ってくるとはさらさら思っていない。

「弱点ははっきりしている。いかに弱点克服に導けるか」。詳細は企業秘密だが、昨季そんな声がチーム内からは上がっていた。実績ある助っ人砲(昨季から日本人扱い)であるとはいえ、シーズンを通して低空飛行を続けた複数年契約の大砲に蘇生の手助けを施せなかった悔恨は〝深い傷〟として球団に残った。

 そんなバレンティンの今を首脳陣はどう見ているのか。今季から入閣した小久保裕紀ヘッドコーチ(49)は「僕が去年(外から)見た感じでは、見極めは高めの速い真っすぐのさばき」と明確な改善点に言及。その上で「オリンピックがあるならキューバ勢が5月中旬にいなくなるんで、そのくらいに向けて…というのは理想」と期待を込めて昇格時期に踏み込んだ。

 野手全権を担う小久保ヘッド態勢になってから育成、指導方針はチーム内で統一されている。悩める大砲の復活は鷹首脳陣に課せられた積年の使命。2週間後、悩めるバレ砲はどんな姿で、どのステージに立っているのだろうか――。

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