中日が30日の巨人戦(東京ドーム)に3―2で勝利。昨年は3試合で25イニング無得点(2完封)に抑えられていた天敵・菅野に土をつけた。

 2回にビシエドの3号ソロで先制すると、さらに一死一、三塁から根尾の一ゴロをスモークが後逸して2―0。4回にも高松の右前適時打で3点目を追加し、柳―又吉―R・マルティネスのリレーで逃げ切った。

「これまでも積極的に打ちにいこうというミーティングはやってきたけど、なかなかこっちの思い通りにさせてくれない投手だった。(スタメン起用した)高松と滝野を使って足の速さのプレッシャーを何とかつくりたいなと。そういうところによく応えてくれた。今まで取り組んだことのないことをやろうと」と与田監督。

 菅野から勝利をもぎとったのは19年9月4日以来となるだけに「ずっと苦手意識を持ちながら挑んで勝てなかったので、こういう勝利でこれからどんどん自信をつけてほしい」と巨人のエースへの苦手意識払しょくに期待していた。