ソフトバンク・真砂 大砲級のバットとお笑い能力でチームを救う

2021年04月30日 11時30分

柳田クラスの右打者との評価から「ミギータ」の異名も

 大器が覚醒なるか。プロ9年目、ソフトバンクの真砂勇介外野手(26)が29日の日本ハム戦(ペイペイ)で1―0の7回に1号ソロを左中間ホームランテラスに運び、2―1の勝利に貢献した。

 今季スタメン出場4試合すべてで長打を放ち、パンチ力を発揮。初の対右投手での先発起用にも結果で応え、工藤監督は「(打線を任せている小久保)ヘッドの中にも選択肢が増えて、また使いたいとなっていくんじゃないか。それぐらいの一本だった」と満足げに話した。

 走攻守三拍子揃った潜在能力の塊だ。2019年に米国のトレーニング施設「ドライブライン」のスタッフが秋季キャンプを訪れた際も、若手が中心とはいえ印象に残った選手は「真砂」と即答したほど。独自に計測したバットスピード、打球速度でも不動の1位としてホワイトボードに記されていたのも「MASAGO」の名前だった。

 抜群なのは身体能力だけではなく、笑いのポテンシャルも高い。3連敗中だった28日の試合前の円陣では「空気が重いから」との理由から、空気より軽いヘリウムガスを吸引して声出し。これには普段は冷静沈着な助っ人グラシアルも大爆笑だった。ベテラン勢が次々と披露してチームを沸かせた目の下に貼る「アイブラックシール」を眉毛につけるネタも真砂が元祖だ。

 師と仰ぐ柳田の“野球を楽しむ姿勢”を参考にしているそうで「(以前は)自分を追い詰めるような心境で野球をしていた。今は純粋に野球を楽しみ、ここにいるのが幸せなんだと感じられるようになった」。柳田からは10本塁打で時計をプレゼントしてもらう約束をしている。ダイヤモンドを一周するとベンチ前で手首を触り1本目と指で示す“時計ポーズ”を決めた右の主砲候補から目が離せない。 

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