接戦続きも波に乗れぬ佐々岡カープ 栗林、大道、森浦…「ルーキー酷使」でさらなる不安

2021年04月24日 05時15分

広島・九里が気迫の投球で、巨人打線相手に2失点完投。救援陣を休ませる力投を見せたが…

 勝ち切れなかった。広島は23日の巨人戦(東京ドーム)に1―2で惜敗を喫した。先発・九里が2失点完投。打線はここまで4番を張っていた鈴木誠を3番に据え、西川に4番を託すなど大幅に組み替えたが、相手エースの菅野を攻略できなかった。

 試合後の佐々岡監督は「本塁打1本、2失点では責められない。ナイスピッチングだった」と九里を称える一方で、機能しなかった打線には「結局結果がね…。菅野で早め早め(の攻め)というところも考えながら。なかなか結果につながらない」と苦悩の表情を浮かべた。

 打線がつながらず、20日のヤクルト戦から引き分けを挟んで3連敗と苦境が続く。それだけではない。チーム内からは好調な投手陣を心配する声も漏れ始めている。チーム関係者の一人は「今年は僅差の試合が多いからね…」と切り出し、こう続ける。「勝っていても負けていても僅差の試合だと同じ投手ばかりが出ていくことになる。昨年もそうだけど、そういう試合が続くとシーズン終盤に疲労が出てくる。やっぱり1試合でも多く、投手を楽に投げさせられる試合を野手が作らないと」

 実際に24試合を終えた段階で、勝敗にかかわらず3点差以内が16試合。4点差も5試合と大勝ちすることも大負けすることもほとんどないのが現状だ。そんな中で投手陣は栗林、中田の10試合を筆頭に7投手が7試合以上に登板している。

 そのうち栗林、大道、森浦はルーキーで、年間を通して働けるかは未知数。佐々岡監督も「こういうなかなか点が取れない状況の中でも投手陣が頑張って、踏ん張っている。あとは野手の奮起というところ」と祈るような思いで話している。

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