西武・スパンジェンバーグ内野手(30)が一軍合流した23日の楽天戦(楽天生命)で0―1の6回に貴重な同点適時二塁打を放つなど、2安打1打点1四球の活躍を見せている。

 この試合に「7番・三塁」でスタメン出場したスパンジー。ここまで4戦連続のハイクオリティースタート(7回以上を自責点2以内)、防御率1・24をマークする相手先発・涌井を相手に四球、左前打と2打席でともに出塁を果たす。

 さらに1点を追う6回一死二塁の第3打席、カウント1―2と追い込まれた4球目、外角高めに浮いたストレート見事にコンタクトし、右中間を破る適時二塁打。二塁から走者・愛斗が生還し、同点に追いついた。

 合流即仕事を果たした2年目助っ人は「(先発の高橋)光成がずっと頑張っていたから、何とかしたい一心で打席に入ったんだ。甘く入ってきたボールにしっかりアジャストすることができたね。強い打球を打つことができて良かったよ」とコメントした。

 なお、試合は同点に追いついた直後の6回裏に高橋光が小深田に勝ち越しの1号ソロを許し、1―2と再び西武が追う展開となった。