「あまりにもかわいそう」日本ハム“悲運”のドラ1・伊藤に新人王の可能性?

2021年04月22日 05時15分

あまりの悲運に同情論も

 悲運が続く日本ハムのドラフト1位ルーキー・伊藤大海投手(23)の評価がにわかに高まっている。

 新人右腕は21日のロッテ戦(ZOZOマリン)で先発マウンドに上がると、序盤から直球、スライダーを中心にロッテ打線を翻弄。4回まで無安打の投球を見せた。そればかりか、この回でプロ初登板(3月31日対西武)から続いていた連続イニング奪三振も「23」に到達。1980年に木田勇(日本ハム)が記録したNPB新人記録に並んだ。結局、5回に三振を奪えず記録更新こそ逃したものの、7回5安打3失点の好投。登板4試合すべてでクオリティー・スタート(6イニング以上を投げ自責点3以内)を記録している。

 そこでパ・リーグの現場周辺で注目され始めているのが伊藤の「新人王」の可能性だ。

 今季のパ・リーグ新人王候補は豊作で、特に投手は激戦模様。すでに2勝を挙げている楽天のドラフト1位・早川や、オリックスの2年目左腕・宮城らが本命候補と見られている。だが、ここまでの伊藤の投球内容は前出2投手と遜色がない。むしろ味方打線の貧打や救援陣に足を引っ張られる試合ばかりが目立つ。

 21日の試合も勝ち投手の権利を保持しながらも、9回二死からチームがまさかの逆転サヨナラ負け。この不運に現場では「あまりにも伊藤がかわいそう。日本ハム以外だったらすでに3勝以上していてもおかしくない」という同情論が沸き起こっていたほどだ。

 試合後「最後に粘り切れなかった。ゼロで終わって次の投手に渡すのと、点入った状態で渡すのでは全然後ろの投手のプレッシャーも違ってくる。先発の役割は大まかに見たらできているかもしれないが、そういう部分をつめていかないといけない」と自らを責めた伊藤だが、現時点での印象度は、周囲で高く評価されている。

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