巨人の原辰徳監督(62)がようやく目覚めた4番・岡本和真内野手(24)に〝エンジョイベースボール〟の勧めだ。

 21日の阪神戦(東京ドーム)を3―2と逆転で制した指揮官は「1点目も2点目も目が覚めるというかね、自軍に火をつけるというかね」とコメント。2点ビハインドの2回に反撃の口火を切る2号ソロ、そして4回にも同点3号ソロと2打席連続弾を放った主砲・岡本和の活躍に大きくうなずいた。
 
 その一方でここまで苦しんでいた背番号25に「練習では、非常にいい形で来てます。しかし、どこか自分で背負いながらやっている部分。これはもう、4番バッターっていうのはそういうポジションですから。逆に喜んで楽しんで戦うという気持ちを持ってもらいたいな、と思いますね」と4番の先輩として助言した。

〝責任を背負い過ぎるな〟という指揮官からのアドバイス。岡本和は「(調子が)逆になった時にボクが何とかできるようにと思って(練習に)取り組んでいる。(ナインが)ボクが打ってない時に打ってくれて(チームが)勝てていたのはありがたかったです」と自身が不振の間もチームを支えてくれた野手陣に感謝していた。