日本ハムのドラフト1位ルーキー・伊藤大海投手(23)が18日の楽天戦前、偉大な先輩、田中将大投手(32)への初コンタクトに成功した。

 伊藤にとって田中将は母校・駒大苫小牧の大先輩でレジェンド。同じプロの土俵に立ってどうしても存在を認識してもらいたい相手だった。

 チャンスは2月20日の練習試合(沖縄・金武)、3月26日からの開幕3連戦(楽天生命)の2度あったのだが、沖縄での練習試合では互いに登板があったため見送り。仙台での開幕カードでは田中将が右ヒラメ筋損傷のため第2戦登板を回避したため、その念願はかなわなかった。

 そして、ようやく巡ってきたこの日のチャンス。試合前の練習でビジターの楽天ナインが練習に出てきたタイミングを見計らって伊藤は田中将の元へ駆け寄り、深々とお辞儀をしながらあいさつした。時間にしてほんの1分ほどの出来事だったが、伊藤にとっては大きな第一歩だった。