中日が16日の広島戦(バンテリン)に3ー7と完敗。これで4連敗&借金5となり、いずれも今季ワーストとなった。

 不振だった京田がチーム初の猛打賞を記録するなど打線は11安打を放ったが、すべて単打で奪えた得点は3点止まり。それでも与田監督は「なかなかヒットが打てない状況の中で今日は11本。ヒット数が増えてきたので、あとはそれをいかに点につなげられるか、チャンスで1本打てるかというところだと思う」と手応えを感じている様子だ。

 しかし、前日まで3試合連続で完封負けと眠っていた赤ヘル打線をこの日は起こしてしまった。初回に先発松葉が菊池涼に先頭打者アーチを浴びると、3回には鈴木誠から3ランを被弾。5回も2番手・鈴木が先頭の中村奨にプロ初安打となる二塁打を浴びるなど失点を重ねた。

 終わってみれば広島打線から2発を含む13安打の猛攻を受けて長打にやられてしまった。一方で、いまだチーム本塁打がわずか3本で、長打やあと1本が出ない貧打について指揮官は「そういう課題を常に持ちながらやってますけど、簡単にできることではない。そこはタラレバを言ってもしょうがない。今後、そういう選手をつくっていかないといけない」と必死に前を向いた。