巨人の守護神ルビー・デラロサ投手(32) が15日、米国の市民権申請手続きのため登録を抹消された。

 ドミニカ共和国出身のデラロサだが現在、家族は米国に在住。本人が渡米して直接、手続きを行う必要が生じた。6戦で防御率0・00、リーグトップタイの5セーブを挙げている守護神を原監督は「早めに戻ってきてくれるということを願う。とても大事なことなんで、そこは尊重したということですね」と気持ちよく送り出した。
 
 隔離期間を含めれば守護神の復帰は早くても5月中旬が濃厚。それでも指揮官は「やりくりは今始まったことではないし、そこはプラスに受け止めて。必ずそこをカバーする戦力は出てくる。決してマイナスと思わないでむしろプラスにする」と前向きだった。

 今後は8回を任せている中川が抑えに回る見込み。原監督は「種明かしする必要はない。楽しみに見ていてください」と笑顔を見せた。