鷹がやり返した。ソフトバンクは14日のオリックス戦(ペイペイ)に4―1の快勝。本拠地4連敗中、オリックスに3連敗中だったが、嫌な流れを断ち切った。

 前回対戦で13三振を喫して完封負けした山本由伸投手(22)を相手に、攻撃陣が意地を見せた。先制打を含む3安打の松田宣浩内野手(37)とともに、存在感を示したのが選手会長の中村晃外野手(31)だった。1―0で迎えた6回、一死一、二塁から中前適時打。「少ないチャンスの中、なんとか追加点となる一本を打つことができてよかった。チームとして大きい追加点になったと思う」。ここぞの場面での勝負強さは健在。真骨頂を発揮する一打で勝機を引き寄せ、勝利に貢献した。