巨人・原監督はガマンできるのか…期待のスモーク&テームズは “一発屋”タイプ

2021年04月14日 05時15分

テームズ(左)とスモーク(右)と記念撮影した巨人・原監督

〝メジャー直輸入〟の両大砲は果たしてロペスの再来となるか、それともあの男の二の舞か――。13日にメジャー196発ジャスティン・スモーク内野手(34)、同96発エリック・テームズ外野手(34)の両大砲が入団会見を行った。貧打に悩むチームにとって待望の長距離砲の合流だが、ライバル球団からはその動向が注目されている。


「投」の助っ人は結果を出した。13日の中日戦(東京ドーム)は先発サンチェスが8回一死まで無安打投球。7回に新加入・広岡の移籍後初本塁打が飛び出し、2―1で勝利した。接戦を制した原監督は「殊勲打が出てきたのは呼び水」と、やはり打線のさらなる爆発を期待している。

 開幕カード以来の連勝となったが、足踏みの原因は得点力不足。そんなチームに待望の新戦力がお披露目された。首脳陣が見守る中、スモークとテームズがシート打撃に臨むと、2週間の隔離のウップンを晴らすかのようにバットを振り抜いた。

 両打ちのスモークは左打席で右中間スタンド中段にあいさつ代わりの本塁打。一軍出場について原監督は「数か月ゲームから離れているわけだから。少し用心深くいったほうがいいでしょうね」と二軍での実戦調整を示唆すると「現実問題、週明け東京ドーム(20日、阪神戦)くらいからじゃないでしょうか」と万全を期した。

 入団会見ではスモークが「12年にマリナーズの開幕戦で日本に来て以来。これから東京という都市をよく知りたい」と話せば、テームズも「食べるのが好きなのでいいお店を早く探したい。神戸牛とか大トロを食べたい」と心待ち。環境に早く慣れることでプレーに集中していくという。

 その一方でセ球団編成担当からは「スモーク、テームズともにメジャーの実績は十分だけど、果たして原監督が打ち出すまで我慢できるかどうか」との声が上がった。

 どういうことか。「2人ともしっかりと打率を残すタイプではない。巨人ではコンスタントに本塁打が出ればいいけど、あまりに凡打が続くようだと、すぐに二軍に幽閉される」(前出の編成担当)

 まずはスモークだ。両打ちの長距離砲だが、メジャー通算打率は2割2分9厘と基本は「一発狙い」。得点圏打率も通算2割3分5厘と好機では打てていない。

 また、テームズもメジャー6年間の通算打率は2割4分1厘と決して高くない。さらに気になるのが三振の多さ。17年163三振、19年140三振と6年で617三振となっている。

 常に勝利が求められる巨人で、一軍での調整が許されるのは一部の主力のみ。結果が出なければ二軍再調整となる。

 実際、原監督政権下の巨人でメジャーから直接入団し、いきなり活躍できたのは13年のロペスぐらい。121試合で打率3割3厘、18本塁打、55打点の活躍でリーグVに貢献すると翌14年もチーム最多の22本塁打を放ったが、チーム事情で15年にDeNAに移籍。昨季退団したものの、日本での8年間で通算198本塁打と大活躍した。

 残りの〝直輸入組〟は15年のフランシスコを筆頭に19年ビヤヌエバ、20年パーラらが調子が上がらず二軍行き。特にフランシスコはあまりの拙守にわずか5戦で見切られると、素行不良も相まって二度と一軍に呼ばれなかった。前年メジャー20発の実績で入団したビヤヌエバも、得点圏打率1割6分3厘と好機で打てず1年で日本ハムへ移籍した。

 低調な打線に対し原監督は「動かなきゃだめだよ。プロである以上、流されちゃいけない。動かなきゃ。もがいてね」と話しており、座して復調を待つことはない。果たして今回の実績組は優良助っ人になれるのか、フランシスコの再来だけは御免だが、果たして…。

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