久々の連勝に、指揮官も思わずほおが緩んだ。巨人の原辰徳監督(62)が、2―1で勝利し連勝を決めた13日の中日戦(東京ドーム)後、上機嫌で取材に応じた。

 9―0で大勝した11日の広島戦(マツダ)に続き、この日は接戦をものにした原巨人。先発のサンチェスが8回途中〝ノーヒットワンラン〟の好投を見せれば、広岡が値千金となる移籍1号の勝ち越し弾を放つなど、天敵・大野雄を相手に試合の流れをつかみ取った。

 これには原監督も「(いい流れが来ている?)まあ、そう、ホッホッホ! そういう風になりたいですね」と満足げな様子。普段は「へっへっへ」といたずらっぽく笑う指揮官なだけに、この日の高らかな笑い声からはその心中がうかがえる。波に乗り始めたチームが勢いそのままに、連勝街道へと突入できるか。