中日・大野雄7回2失点も猛省 外角直球で広岡に決勝被弾「真ん中のフォーク打たれた方がまし」

2021年04月13日 21時48分

7回に巨人・広岡に一発を浴び、苦笑いの中日・大野雄

 中日のエース・大野雄大投手(32)が敗戦の責任を一身に背負った。

 13日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、7回を5安打2失点と粘投。しかし、1―1の7回二死から広岡に痛恨の決勝弾を浴び、今季2敗目を喫した。

 初回無死一、三塁で梶谷に中前適時打を許していきなり1点を先制されたが、尻上がりに調子を上げて4~6回までパーフェクトピッチング。「最初は力み倒して逆球が多かった。(中盤は)バランス良く投げられた」と振り返る。

 しかし、7回に好事魔多しだ。二死を奪って迎えた広岡に1ボール2ストライクから投じた外角への146キロ直球を右越えに運ばれ、勝ち越しソロを許した。「悪い球じゃないけど、一発の可能性のある広岡選手に対して、ホームランを打たれてしまうようなところに投げてしまった。僕も外の真っすぐでいいと思ったし(捕手の)木下もパッと一発でサイン出した。もっともっともっと最後のアウトを取るまで注意すべきだったのに、バッテリーは反省しないといけない」と猛省する。

 とはいえ、責められるべきは明らかに貧打線の方だ。相手先発・サンチェスの前に8回一死まで無安打で、得点は2回に3四死球をもらって1点を取るのに精一杯。3回以降は「ノーヒットワンラン」ペースで進み、やっと安打が出たのは2番手・中川から代打・井領が放った1本のみだった。

 それでも打線に対して大野雄は「仕方ないですね。サンチェス投手もいい投球してましたし、我慢比べというところだったのに。そこで僕がありえないミスをして負けてしまった」と自身だけを責める。

 試合後、与田監督は「寂しい試合だった。打てるように練習しないといけない」とし、エース左腕については「何とか勝たせてやりたかった。内容としては先発の力としては良く投げてくれた。打った広岡の力が上回ったということ」とコメントした。

 最後まで痛恨の1球を大野雄は「他に選択肢がなかったのかな。フォークがど真ん中へ行って打たれた方がまし。結果論ですけど。やっぱり見栄えも悪い。チームが負けているし、チームを勝たす投手が打たれてはいけない、1球」と悔やみながらバスに乗り込んだ。

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