プロ初本塁打を放った巨人の「代走のスペシャリスト」増田大輝内野手(27)が〝初体験〟を振り返った。

 11日の広島戦(マツダ)の5回、増田大は1号2ランを左翼席に叩き込んだ。普段は「代走の切り札」としてベンチで準備する背番号0は「一塁回って半分ぐらいのところで、三塁審判の手が回っていたので『マジか!』と思って。『よっしゃー!』って。めっちゃうれしかったですね」と試合後も興奮は冷めなかった。

 主に代走で出場する増田大にとって走塁とは常に全力。それだけに「ホームランバッターってうらやましいなと(笑い)。こんな楽に走れるというのは」と自力による初めての「のんびりベースランニング」に笑顔を見せた。
 
 育成出身のプロ6年目の苦労人は戻ってきた記念球に「家族にあげようかなと思います」と家族孝行を宣言した。