虎の仕事人・糸原健斗(28)が絶好調だ。11日のDeNA戦も開幕から続く「2番・二塁」で先発。初回からさっそく、渋い働きで貢献した。

 初回、DeNA・阪口に先頭・近本が右前打で出塁したのに続き、自らも4球目を右前へ。「立ち上がりで相手もイヤだと思うので、ジワジワといい攻撃ができたかなと思います」と、わずか6球で無死一、二塁の先制機を作ると、その後も重盗の敵失で、2点を先制のなかで機能的な役割を果たした。

 5年目の今季は開幕から11試合連続安打をマークするなど、バットも絶好調。連続試合安打こそ8日に途絶えたが、この日はその後、3回に中前打、5回には一塁強襲内野安打と、早くも4回目の猛打賞を決めた。「自分の仕事を全うするだけですけど、チームバッティングであったり、出塁だったり。そういうのは意識してやっています」と話す猛虎の不動の2番は、打率4割と一層、バットマンとしても手ごわい存在となっている。