価値ある3安打だった。ソフトバンクの韋駄天・周東佑京内野手(25)が9日の楽天戦(楽天生命パーク)で今季2度目となる猛打賞の活躍。5回にはチーム唯一の得点を叩き出す同点の中前適時打を放った。「2安打していたので、いいイメージで打席に入れました」。この日の相手は昨季7打数無安打に封じられた難敵・涌井秀章投手(34)。初回に中前打、3回に右前打と快音を連発して同点タイムリーにつなげた。7回の第4打席もフェンス際への右飛と、今年最初の対戦で苦手払拭を印象づける打撃内容だった。

 試合前まで2割1分7厘だった打率は、2割6分まで上昇。絶対的リードオフマンへの成長を期待される韋駄天が状態を上げてきた。