ヤクルト・奥川 待望のプロ1勝も…目指す「スーパーボディー」化は道半ば

2021年04月09日 05時15分

高津監督(左)にプロ初白星を祝福されるヤクルト・奥川

 ついにつかみ取った。ヤクルトの奥川恭伸投手(19)が8日の広島戦(神宮)に先発し、5回を10安打5失点の内容ながらも、打線の強力援護でプロ初勝利。広島は自身デビュー戦の昨年11月10日に3回途中を9安打5失点と打ち込まれた相手だったが〝リベンジ〟を果たした。

 プロ入り3戦目での勝利。念願だったお立ち台に西浦とともに上がった奥川は「初回打たれはしましたけど、野手の皆さんにたくさん点を取っていただいて、こうして初勝利を上げることができて、ほんとにうれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔で語った。

 そんな奥川が今後の目標にしているのは、今以上に体を大きくすること。自らが納得できる〝スーパーボディー〟の完成だ。プロ入り時点で身長184センチ、体重82キロとプロ野球選手の中では細身の分類。周囲からも「細い」と指摘され、奥川自身も「もっと大きくならなきゃいけないと思っています」と話している。

 その計画は着実に進行中だ。1日3食摂ることに変わりはないが、1食の食事量を増やした。実は苦労もあった。もともと奥川は食事をゆっくり摂るタイプで「寮の食事は自分で取って食べるんですけど、たまに盛り過ぎてしまって。1時間ぐらいかけて食べたこともあります」と打ち明けている。

 昨年は5、6キロの増量に成功。一時、88キロにまで体重が増え、チーム関係者からも「明らかに体つきが変わった」と言われた。それでも奥川は「筋量を増やしながら体重が増えていくのがベストなんですが、今は体脂肪率も高いので、そこは減らしたいなと思っています」と理想にはまだまだ遠いという。

 この日〝第一歩〟は踏み出したが、決して満足いく内容ではなかった。「今日は勝たせてもらった」という奥川。「今度は自分の力でチームを勝たせられるような投球とか、投手になれるように。そういうところを目指してこれからもっともっと頑張っていきたいと思います」と一つずつ目の前の課題をつぶしながら燕のエースへの道を歩んでいく。

関連タグ: