G倒4連勝!黄金ルーキー・佐藤輝に猛虎を先導する“大役”任命

2021年04月08日 06時15分

黄金ルーキー・佐藤輝が猛虎を先導する!

 猛虎が強い。7日の巨人戦(甲子園)にも7―1と圧勝し4連勝、貯金を「5」とし、首位を快走している。甲子園初先発となったドラフト2位ルーキー左腕・伊藤将司投手(24)が7回1失点でプロ初勝利をマークすれば、打線は13安打で注目の佐藤輝明内野手(22)も2本の内野安打を放って、2点目の生還を果たすなどチームに貢献。沸き返るベンチの出迎えを受けたが、近々にも今度はベンチのムードを高める先導役にも任命される日も来そうだ。

 横綱相撲だ。今季初の本拠地・甲子園で昨年の覇者・巨人を迎えた3連戦。7日までの2試合は敵に一度たりとも先手を取らせず、先制→中押し→ダメ押しの連勝劇に、矢野監督も「ウチらしい野球ができた」とドヤ顔だ。

 2カード連続の勝ち越しで貯金「5」としたチームで、佐藤輝も待望の一発こそ放てなかったが、先頭の3回にはボテボテの遊撃へのゴロを激走で内野安打とし出塁。「変なヒットだったんですけど…」と一挙3点を奪う起点役となり、続く4回にも内野安打をもう1本、終盤には右翼での好守で連勝劇に貢献した。

 そんな佐藤輝には近々、チーム内での新たな〝任務〟が回ってくる。試合前に行うチームの士気を高めるための声出しがそれだ。

 首脳陣、ナインらが一堂に集ったなかで「気の利いた」ひと言を放ち、試合へ向かうチームを鼓舞するのが狙いのこの声出しは、連勝中は基本、同じ選手が継続して登場、チームが敗れた翌試合から次の選手へバトンタッチとなる。どの球団でも、主に若手選手がチームを盛り上げるために、ユーモアを交えたスピーチで試合前のチームを盛り上げる姿は、各球団の公式HPやインスタグラムなどにアップされ、ファンにもおなじみだ。

 阪神ではここまでの声出し役は、開幕戦の主将・大山から始まり、マルテ、熊谷が行い、連勝中の7日までは新人の中野が務めている。そのうち佐藤輝にもお鉢が回ってくるわけで、大役の中身で問われるのは、試合に望む集団にふさわしい内容であることと同時に、周囲を「笑い」でいかに和ませるかが現在の球界のトレンドだ。

 笑いの聖地・関西に拠点を置く猛虎だけに、耳を傾ける同僚のハードルも決して低くはない。すでに先に声出しを担当した中野が「それ、さっきのミーティングでも言ってた!」と先輩からの厳しい突っ込みも入る。勝てば勝つほど周囲の〝期待〟も高まる側面もあり、あらかじめスピーチのネタを用意しておく必然もある一方で、ナインのツボにハマれば、存在感はさらに高まり、チーム内での〝キャラ〟も確立できる絶好の機会にもなる。

 すでに今シーズン、声出しを務めた6年目の板山など先輩ナインは心得たもので、連日ユニホームにポケットにスピーチの内容をしたためたメモを忍ばせ登場。「今日はこの一言を胸に刻んで!」の前フリの後「『死ぬつもりで打席に入ってます by糸原健斗』」など、同僚が過去に発し、改めて聞くとちょっぴり赤面するパワーワードを放出。ナインの爆笑を誘い、試合開始直前のチームの雰囲気を一気に高め、和ませた。

 プロの舞台だからこそ注目される円陣でのスピーチ機会。果たして虎の怪物ルーキーはどんなセンスでナインのハートをぶち抜き鼓舞するか…注目だ。

関連タグ: