中嶋オリックスに“聖域”なし!? ジョーンズ2度目のスタメン落ちは「英断」か

2021年04月08日 06時15分

スタメン落ちしたオリックス・ジョーンズ

 苦渋の決断どころか「英断」か。オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が7日のロッテ戦(ZOZOマリン)で早くも今季2度目のスタメン落ちとなった。

 来日2年目の大砲はシーズン開幕直後こそ4試合連続安打を記録したものの、その後は低迷。現在打率は1割5分6厘で、3月31日から6日のロッテ戦までの6試合は17打数1安打(1打点)と極度の不振に陥っていた。この現状を見かねた首脳陣は年俸ベースで4億4000万円(推定)という超大物助っ人をベンチにとどめる決断を下したのだが、このチームの動き。今季にかける意気込みを物語っている。

 昨季までのオリックスであれば、本人からの申し出がない限り多少の不調でもスタメンで起用。「打てない、守れない、走れない」とファンや他球団関係者から揶揄されようが使い続けた。入団時に結んだ本人と球団との契約の絡みなどもあり、起用する側の首脳陣にすべての責任があったわけではないが、大物選手を獲得した手前「使わざるを得ない」という空気が少なからず球団内に漂っていた。

 しかし、今季は中嶋監督がシーズン開幕前から「レギュラー白紙」を強調。オープン戦でも競争をテーマに掲げ、実績ある選手を含めポジション争いを促した。これが結果的に若手の成長を呼び、2年連続最下位のチームに刺激を与えつつある。その意味でもシーズン序盤から“聖域”とも言えた不調ジョーンズのスタメンを容赦なく剥奪することは今後のチームにとって悪い話ではない。

 昨季は開幕10試合を消化時点で1勝9敗。チームの士気は急降下したが、今季は4勝5敗1分と奮闘した。7日の試合に敗れて借金「2」となったが、中嶋監督は試合後「打線、打線と言ってもそこは別にしょうがないので。やっていくしかない」。

 忖度なしの今季のオリックスにはまだ浮上の余地はある。

関連タグ: