時を戻さない?広島・森下 調子微妙でも完封してしまう「2年目の進化」の中身

2021年04月07日 05時15分

女房役の坂倉(右)と握手する広島・森下

 2年目でさらなる進化を遂げている。広島の森下暢仁投手(23)が6日のヤクルト戦(神宮)に先発し、6安打2四球ながらプロ2度目の完封で開幕2連勝を飾った。完封は今季のセ・リーグで一番乗り。ヒーローインタビューでは「いい球と悪い球がはっきりしていたんですけど、とにかく勝てて良かったです」。9回のマウンドに志願して上がったことも明かし「点を取られるわけにはいかなかったので、抑えられて良かった」と爽やかな笑顔をみせた。

 ルーキーイヤーの昨年は18試合に先発して10勝3敗で防御率1・91。新人王も獲得した。〝2年目のジンクス〟とも無縁で、チーム内では「昨年より投げるテンポが早くなったように見える」ともっぱらだ。

 この日は相手打者が打席を外す場面があった。自分のリズムでポンポンと投げてくる森下を嫌がってのものと推測され、カープ関係者は「外国人選手みたいに間合いが早くて、打者に考える隙を与えないようにしているのでは」と言い、2年目右腕の進化に感心しきりだ。

 味方の打撃陣にも効果は及んでいる。テンポアップで守備の時間が短くなり、打者は打撃に集中できるからだ。相手先発スアレスの攻略にてこずりながらも6回には西川の3号ソロで先制、7回には堂林の適時打で追加点と少ないチャンスを確実にものにした。

 森下に6連戦の初戦という大役を託した佐々岡監督もこの日の粘投には「調子は良くないかなと思った。積極的に相手が振ってきていた中で粘り強く投げてくれた」と最敬礼だった。人気お笑いコンビ「ぺこぱ」のボケ担当・シュウペイに似たイケメン右腕は時を進め続けている。

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