西武・辻発彦監督(62)が6日の楽天戦(メットライフ)で早めの継投に動いた。

 この日の西武の先発は3年目の松本航投手(24)。その松本は初回から制球が定まらず一死後、小深田、島内、浅村、茂木に4者連続四球を与え無安打で先制点を献上。この回だけで36球を費やした。

 2回に松本は中村の2号同点弾で1―1の同点に追いついてもらうも、直後の3回に今度は5番・茂木に3号ソロを被弾し再び1―2とリードを許した。

 この投球を見た辻監督は松本が4回、90球(2安打、5四球2失点)を投げたところでスパッとこれをあきらめ2番手・吉川にスイッチした。

 9回打ち切りの今季特例に則った早めの継投だったが、この吉川が島内に中押しを2ランを献上し、試合は5回まで1―4と楽天ペースになっている。