米研究所も注目するソフトバンク大隣のリハビリ

2014年08月08日 16時00分

今季2勝目をマークし、ファンの声援に応える大隣

 パ・リーグ首位のソフトバンクが7日の西武戦(大宮)に2―1で逃げ切り、5連勝。難病の黄色靱帯骨化症手術からカムバックの大隣憲司投手(29)が6回2安打無失点で今季2勝目をマークした。「全体的に自分らしい投球ができたと思う。次回はさらにいい投球をしたい」

 

 前回7月27日のオリックス戦(ヤフオクドーム)での復活勝利に続く快投。大隣には海の向こうからもスポットライトが当てられている。米国スポーツ医学研究所(ASMI)が「黄色靱帯骨化症を乗り越えた“レア・アスリート”」として大きく注目。同研究所のメンバーたちが日本から大隣の復帰後の映像、ならびにリハビリ方法などの情報を入手して、入念な解析作業を行っているという。

 

「黄色靱帯骨化症は米国の医学界でも『OYL』や『OLF』と略称で呼ばれ、治療が難しい症状とされている。米国人アスリートにも、この症状に悩まされる選手が複数おり、発症によって引退に追い込まれるケースが大半。早期発見だったとはいえ、大隣投手のようにほぼ完全に克服し、発症前と同じパフォーマンスを見せられるほどに復活できるケースは極めてまれと言えるだろう。ASMIが大隣に注目している理由はそこにある。同じ症状に苦しむ米国人アスリートたちに“日本の大隣投手がどうやって治したのか”を伝えようというのが狙いだ」(ASMIに近いメジャー関係者)

 

 大隣の復活は日本だけでなく全米にも大きな勇気を与えている。