広島・森下暢仁投手(23)がツバメ退治に腕をぶした。6日のヤクルト戦(神宮)に先発する右腕は5日、神宮球場の屋内練習場で調整し、キャッチボールやダッシュなどで汗を流した。
 
 今季初登板となった30日の阪神戦(マツダ)では6回無失点とさすがの投球で1勝目。しかし、6回で100球と球数がかさんだことから「キャッチボールからしっかりと相手の胸に投げることを意識してきた」と制球力アップのために修正を施してきたという。
 
 相性の良さにも油断はない。昨季はヤクルトに対して3勝0敗と強さを発揮したが、それはすでに過去のこと。「つながったら大量得点もしている」と青木や内川ら主力を欠きながらも、開幕からの2カードで十分な破壊力を見せているツバメ打線を警戒。なかでも「すごい。長打も出ているので打たれないようにしたい」とリーグトップの4本塁打を放っている村上に対しては特に注意を払うつもりだ。
 
 チーム防御率はリーグトップの2・14。ドラフト1位・栗林ら新人トリオの活躍が好調の原動力になっている。昨季の新人王右腕は「みんないい投球をしている。負けないような投球を自分もしていきたい。刺激をもらっているので頑張りたい」と意気込んでいた。