勝ち切れなかった。ヤクルトは3日の巨人戦(東京ドーム)に2―2で引き分けた。最高のスタートを切ったはずだった。
 初回二死三塁で村上の2試合連続の4号2ランで先制した。巨人から移籍した田口も走者を背負いながらも粘り強く投げて7回無失点の好投を見せた。

 しかし、8回に落とし穴が待っていた。勝ちパターンの清水が登板するも二死からウィーラー、坂本に連続二塁打を浴びて1点を失った。

 また9回には守護神・石山が一死で中島に安打された。何とか二死一塁まで持ち込むも、広岡の代打・若林に右中間を破られて同点に追いつかれた。

 高津監督は「ムネ(村上)の初回の本塁打で…その後ですね。チャンスがありながら、やらなきゃいけないことができなかったっていうところ」と引き分けの原因を語った。