巨人・坂本勇人内野手(32)が3日のヤクルト戦(東京ドーム)で、今季初となる猛打賞をマークし、チームに20イニングぶりの得点をもたらした。

 主将がジリ貧打線に、そして自らにもカツを入れるようにバットを振り抜いた。0―2の8回二死二塁のチャンスで、坂本は相手2番手の清水の直球を叩き、右中間への適時二塁打。チームは1日の中日戦(バンテリン)の7回以降、前日2日のヤクルト戦は零封負けを喫し、この日も7回まで19イニング連続でゼロ行進を続けていたが、ようやくスコアボードに「1」を点灯させた。

 坂本自身は試合前までの時点で打率1割6分7厘と伸び悩んでいたが、この日は2打席目の中前打、3打席目に左前打を放ち、いよいよ上昇気配を漂わせてきた。