巨人・野上が605日ぶりの一軍登板で6回2失点 宮本コーチも「頭脳的」と絶賛

2021年04月02日 21時25分

6回、ヤクルト・村上に一発を浴びヒザをつく巨人・野上

 ついに復活ののろしを上げた。巨人の野上亮磨投手(33)が2日のヤクルト戦(東京ドーム)で605日ぶりに一軍のマウンドに上がり、先発で6回95球を投げ4安打、2失点、7奪三振と好投。しかし、味方の援護なく敗戦投手となった。

 球威のある直球と安定感ある制球力を武器に、5回まで許した安打はわずか2本とヤクルト打線を圧倒。6回一死一塁の場面で村上に126キロのスライダーを完璧に捉えられ先制2ランとされたが、久々の一軍登板ながらしっかりとゲームメークした。

 降板後、野上は「今日はいろいろな方への感謝の気持ちを持ってマウンドに立ちました。一人ひとり、一球一球に気持ちを込めて、かみしめながら投球しましたが(本塁打の)あの一球は悔いが残ります。同じ後悔をしないためにも、またしっかりと練習したいと思います」と悔しさをあらわに。

 それでも、宮本投手チーフコーチは「本当にベテランらしい頭脳的なピッチング。これは非常に若い選手の参考になった。いいお手本を見せてくれたなと感じます」と絶賛。一旦は登録を抹消してファームでの再調整を明言したものの「間違いなく次、近いうちにチャンスがあるので。(先発で)次、第一に呼べる選手というのは野上になるかと思うんで」と、高い評価を口にした。

 野上は一昨年10月に左アキレス腱の再建手術を経験。昨季は一軍登板なしと悔しいシーズンを過ごした。この日は登板予定だったエース・菅野が脚部不安で回避し、代役として指名を受けたが、なんとか与えられた役割は果たした格好だ。復活登板を果たした右腕のさらなる活躍に期待がかかる。

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