ソフトバンクが投打に元気なく2日の西武戦(ペイペイ)に2―6で敗戦。開幕4連勝から3連敗で貯金が1となった。

 先発・石川柊太投手(29)が乱調だった。相手は昨季4勝1敗、防御率2・62と好相性だった獅子打線。開幕戦マウンドからの連勝を狙ったが3回につかまった。1番・金子から3連打を浴びて1点を先制され、なおも一、二塁から4番・中村に1号3ランを左翼スタンドへ。5回にも2点を追加された。

 6回を投げて9安打3四死球6失点。試合をつくれず「今日の6失点という結果をしっかりと受け止めないといけない。本当に申し訳ないです」と短い言葉に悔しさをにじませた。

 打線も西武先発・高橋光成投手(24)を打ちあぐね8回までわずか4安打に抑えられた。反撃は6回に2四球を足掛かりにグラシアルの適時二塁打で2点を返したのみ。これで高橋に対しては2019年5月14日から7連敗となった。

 試合後の工藤監督は「やられたらやり返すのがこの世界なので。やられっ放しは良くない」ときっぱり。その上で「まだ貯金が1つと思うのか、1つになってしまったと思うのか。選手、コーチも含めて、打ててない現状の中でどう打開していくのかを考えてもらわないといけない」と神妙に話した。