中日の小笠原慎之介投手(23)は1日、母校の東海大相模(神奈川)が第93回選抜高校野球大会で10年ぶり3度目の優勝を飾ったことを受け、祝福のコメントを発表した。

「おめでとうございます。いつもと違った大会なので、その中での優勝というのは特別なものになると思います。コロナの影響で、制限、制約がある中での大会で、優勝という最高の形でセンバツを終えられたことはOBとしてもうれしい思いでいっぱいです」

 自身は2015年夏の甲子園で現オリックスの吉田凌とともに左右のダブルエースとして活躍を見せて全国制覇。母校は春夏通じでそのとき以来、頂点に立った。

 プロ6年目でここまで16勝と本人も不満足の成績だが、今季は開幕ローテーション入りを果たし、初登板となった3月28日の広島戦(マツダ)では6回無失点と好投。勝ち星こそ得られなかったが状態は抜群で、後輩の偉業を刺激にし、今季こそ大ブレークを遂げたいところだ。

 さらに同校出身で2011年の選抜優勝を果たした渡辺勝外野手(27)は「僕らが優勝したときは、東日本大震災で大変なときで、今回はコロナの影響で世の中が大変なとき。いろいろな制約がある中で後輩が頂点に立ったことはうれしく思います」とコメントを寄せた。