鷹・バレンティン「大砲復活」への難題は〝特別扱いなし〟

2021年03月31日 05時15分

バレンティン

 2013年にシーズン60本塁打を放った日本記録スラッガーは勝負の2年目に復活できるか。ソフトバンクは30日に、来日が遅れていたウラディミール・バレンティン外野手(36)が入国し、福岡の自宅に到着したことを発表した。待機期間の経過後、チームに合流する。

 ヤクルトから移籍した昨季は4番として期待されながら、60試合の出場で打率1割6分8厘、9本塁打、22打点。下半身のコンディション不良に加えて、パ・リーグの厳しい配球に苦しみ、結果を残すことができなかった。しかし、今季は2年契約の2年目。実績十分の助っ人だけにリベンジに期待したいところだ。

 一方で難題もある。常勝チームの中で立場が保証されているわけではないからだ。外国人の枠から外れて日本人扱いといっても、DHのデスパイネ、左翼手のグラシアルとポジションが重なる。「去年の成績がある以上、それこそファームでしっかりした結果が出ないと、普通に考えて昨年のように優先して使うことはないでしょう」(チーム関係者)。

 また、その中でモチベーションを保って調整してもらう必要もある。ヤクルト時代は不動の大スター。もちろんソフトバンクでも主力の扱いだが、昨季はバレンティンなりにギャップを感じていたという。ただ、そうはいっても「うちだって彼のことはリスペクトしている」(球団関係者)。打ってもらうしかない。

 本格的な出番が予想されるのは、キューバ組の2人が五輪の米大陸予選、世界最終予選でチームを離れることが想定される5月末~6月のタイミング。交流戦の期間とも重なる。ここで本領発揮といけるかが逆襲のカギか。

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