嫌なムードが漂いつつある。ヤクルトは28日の阪神戦(神宮)に2―8で完敗した。先発・奥川は5回3失点と粘ったが、打線が阪神投手陣を攻略できなかった。

 阪神・先発のガンケルからは散発3安打で得点を奪えなかった。7回終了時点でその3安打のみ。8回に先頭・山崎の安打、一死後に山田が今季1号2ランで完封負けこそ回避したが、時すでに遅しだった。

 開幕3連敗は2016年に開幕から4連敗して以来、5年ぶり。この日はヤクルトの黄金時代を築き、昨年2月に死去した野村克也氏の「追悼試合」だったがいいところを見せられなかった。